素晴らしい絶景の旅『ニュージーランド』❹
『マウントクック』を望む氷河湖までは、初心者コースでアップダウンはあまりないですが、吊り橋3つを渡る片道2時間〜2時間30分のトレッキングコースです。
道中、晴れ間が見えて暑くなったり、雨のような雪が降ってきて寒くなったり、お天気はころころと変化していました。これぞまさに「山の天気は変わりやすい」ってことですね。
途中、JTBの散策トレッキングのグループの方達が何組かいらっしゃいました。
そして、いよいよ私の難関、一つ目の「吊り橋」にやってきました。
先ほどのJTBのグループはここがゴールのようですが、私達のゴールは氷河湖ですので難関の「吊り橋」を三つ渡らなければならないのです。なので、こんなところでビビっている場合じゃないんですが、やっぱり怖〜!
たまに振り返ってスタート地点の方を見ると、小さくHermitageHotelが見えます。
ここまで頑張って来たのだから絶対氷河湖まで行くぞと、気持ちを引き締め歩き続けます。
最後の小高い岩山を超えたところに、突然氷河湖が現れ、他の皆さんも思い思いの場所で達成感?を噛み締めているようですね。
氷河湖の一番奥には氷河も有り、氷河湖には流氷も浮いています。
そして、その先には『マウントクック』の雄姿が....。
しばらくすると、『マウントクック』にかかっていた雲が風に流され、その「頂」を私達にも見せてくれました。
「良く頑張ってここまで来たね」と言われているかのようです。感動です!
周りには、小さな子供や結構ご年配の方もいらっしゃって、この悪天候の中、良く登って来られたなぁと感心させられました。
日本人の若い女性二人組は、お隣でオニギリを美味しそうに食べていました。
やりきった充実感で?疲れもなく来た道を戻ります。
ホテルに戻り、お風呂、夕食を済ませた頃には、お天気も回復し陽射しもありました。
部屋からも『マウントクック』が見え、太陽の傾きにともなって金色に光っています。
抜群のロケーションです(さすがJTB!)。またまた感動ですね〜!
しかしここからが...、長い!
いつまでたっても明るいまま、なかなか太陽が沈みません。
部屋から出たり、また入ったりしながら、サンセットで『マウントクック』が赤く染まったのは、やっぱり10時近かったんじゃないでしょうか?
そして、陽が完全に落ち暗闇に包まれた時に、この国立公園のもう一つの楽しみ「星空」が顔を出します。
重装備(寒さ対策)をして、懐中電灯片手にホテルから少し離れたところで空を見上げると、そこはまるで「プラネタリウム」です。
あまりに見える星が多過ぎて、どれが南十字星かもわかりません?
天の川はなんとなくわかりましたが...。
ホテルに戻る時には、あちこちに野ウサギがいましたよ〜。
クイーンズタウンでは、この子たちを.....(^^;;...。
私達は『マウントクック』には一泊だけでしたが、もう一泊あってもまだまだ『マウントクック国立公園』での楽しみ方はあります。後は皆さんが実際に行かれて、目や脚、そして全身で体感してみてください。